すれ違いの裏側にあった、言葉にできなかった本音

春に想うこと

「何か違う」と感じた、あの瞬間の空気

 

春が近づくと、

結婚相談所では会員さんの動きが

一気に活発になります。

お見合いの予定が増えたり、交際が進んだり。

外から見れば、とても前向きで、

良い流れに見える時期です。

でも、ある時私は、

「何かがおかしい」

そんな感覚を抱いた出来事がありました。

表面上は、特に大きなトラブルが

あったわけではありません。

ただ、話を聞いているうちに、

心の奥に小さな引っかかりが残りました。

その違和感は、

はっきり言葉にできるものではなく、

でも確実に、胸の奥に残るものでした。

伝えた言葉と、伝わらなかった気持ち

後になって、

ゆっくりと話を聴く時間を持ったとき、

少しずつ事情が見えてきました。

本人は、ちゃんと考えて言葉を選んでいた。

相手のことを思って、

正しいと思う伝え方をしていた。

それでも、

結果として気持ちはすれ違ってしまった。

「本当は、そういう意味じゃなかったんです」

そう話す表情は、とても静かで、

でもどこか悔しさを含んでいました。

その時私は、

言葉そのものよりも、

言葉になる前の想いに、

もっと目を向ける必要があったのではないか

と強く感じました。

 

 

後から分かる「本当の理由」があるという現実

 

時間が経ってから、

さらに話を重ねる中で、

当時は口に出来なかった背景や感情が、

少しずつ明らかになりました。

「こんなことを言ったら、

面倒な人だと思われるかも」

「自分の気持ちより、

相手を優先した方がいいと思った」

そうした気持ちが重なり、

本音は胸の内にしまわれたまま、

行動だけが先に進んでいたのです。

その結果、

お互いに悪気はないのに、

距離が開いてしまった。

私は、その事実がとても残念でした。

もし、あの時、

もう少し丁寧に立ち止まれていたら。

そう思わずにはいられませんでした。

 

「正しい対応」よりも、大切にしたいこと

 

この経験を通して、

私の中で大きく変わった考え方があります。

それは、

「正しい進め方」よりも

「その方の気持ちに合っているかどうか」

を優先したい、という想いです。

スケジュール通りに進めることや、

一般的に良いとされる判断が、

必ずしも、その方にとって最善とは限りません。

その時の心の状態、迷い、不安。

それらを無視して前に進んでしまうと、

後から、もっと大きな違和感として

表れてしまうことがあります。

私は、そのことを身をもって学びました。

立ち止まることは、後退ではない

「せっかくチャンスなのに」

「ここで止まったら、もったいない」

そう思う気持ちも、よく分かります。

でも、立ち止まることは、

決して後退ではありません。

むしろ、

自分の気持ちを確かめるための、

大切な時間です。

あの経験があったからこそ、

私は「今、何を感じているのか」を

丁寧に聴くことを、

何よりも大事にしたいと

思うようになりました。

それは、

結果を急がないという覚悟でもあります。

 

言葉にできない気持ちがあるなら

 

自分の気持ちを、すべて言葉にするのは

簡単ではありません。

時には、自分でも分からないまま、

心が揺れることもあります。

「何となく引っかかっている」

その感覚は、無視しなくていいものです。

うまく説明出来ないけれど、

少し立ち止まりたい気持ちがあるなら。

そんな時に、

安心して話せる場所を思い出してもらえたら。

この経験から生まれた想いが、

 

マリッジココレット
マリココ
りえ

誰かの心に、

そっと届いたら嬉しいです。

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